11.9.4. フレームワークファイルをインポートする¶
管理メニュー → 拡張機能 → スマートエビデンス → インポート
スマートエビデンスフレームワークはスマートエビデンスナビゲーション内の*インポート*リンクをクリックしてインポートできます。フレームワークファイルはMaharaで認識および解釈されるために拡張子を .matrixで終える必要があります。
コンピテンシーフレームワークを含む .matrix ファイルをアップロードする¶
インポート リンクをクリックして、スマートエビデンスファイルをアップロードできる画面に移動します。
使用したいフレームワークを含んでいる matrix ファイルを選択するために、閲覧 ボタンをクリックします。
ファイルをアップロードするために マトリックスをアップロードする ボタンをクリックします。
ファイルの構造に問題がないかファイルがチェックされます。問題が発生した場合は拒否されます。最も一般的な問題は次のとおりです:
省略名が100文字を超えています。
標準要素の名前が255文字を超えています。
句読点または括弧が正しくありません。
JSONフォーマッタ&バリデータ や JSONフォーマッタ などのJSONバリデータは、通常、構文エラーを発見できます。文字長のエラーは手動で分類する必要があります。
11.9.4.1. フレームワークファイルを作成する¶
既存のファイルをダウンロードする からスマートエビデンスフレームワークを開始します。その後、任意の数の変更を加えることができます。
Note
コミュニティと共有したい独自のスマートエビデンスフレームワークファイルを作成した場合は、ダウンロードしてレビューするために、私たちにそれらを送信 してください。
任意のテキストエディタを使用して、スマートエビデンスフレームワークファイルを作成および編集できます。JSONファイルの構文強調表示をサポートするエディタがある場合は、変更可能なテキストを、Maharaがファイルを解釈するために必要なプロンプトと区別できるという利点があります。
あなたはJSONエディタも使用できます。例: JSONエディタオンライン。あなたはJSON構文をほとんど表示せずにファイルを確認できます。
Note
サンプル のうちの一つを利用して、そのとき構造を知り、ファイルにすべての関連した要素を持っているので、フレームワークファイルを始めるのが最もよいです。
11.9.4.2. ファイルの開始部分 (バージョン1)¶
Note
スマートエビデンスバージョン1およびバージョン2は一般的な設定においてのみ異なります。標および標準要素において違いはありません。
フレームワークファイルは、フレームワークをニーズにカスタマイズすることを可能にする最初に、多くのパラメータを含んでいます。
スマートエビデンスバージョン1用のマトリックスファイルの開始部分¶
institution: フレームワークを使用するインスティテューションの短縮名をここに入力してください。フレームワークがすべてのインスティテューション向けである場合、 all はここに配置されます。
Note
あなたはインスティテューションの略称を:ref:`インスティテューション概要ページ <site_admin_institutions>`で確認できます。
name: 作成者に示されるべきフレームワークのタイトルです。
description: フレームワークの説明(description)は、コレクションのスマートエビデンスページに表示されます。それは基本的なHTMLコードを含むことができます。
説明フィールドのHTMLコードで引用符を使用する必要がある場合は、引用符をエスケープする必要があります。それ以外の場合は、コマンドとして解釈されます。エスケープは、引用符
\"の直前にバックスラッシュを配置することによって行われます。selfassess: 人が彼らのコンピテンシーを自己評価(selfassess)できるか、またはコンピテンシが他の誰かにより評価できるだけであるかを決定します。次の二つの値が許されます:
true: 作成者は自己評価できます。
false: 作成者は自己評価を遂行できません。
evidencestatuses: 現在、エビデンスマップで使用できるエビデンスステータスには、開始、未完了、部分的に完了、完了の四つがあります。設定したフレームワークで、これらのステータスに使用する単語を決定できます。例えば、これにより、さまざまな言語でフレームワークを設定できます。
standards: 文書の残りは標準(standards)とサブ標準(standard elements)を保持します。
Note
マトリックスファイルを変更するときは注意してください。使用するセクション内のコンマ、引用符、括弧、中括弧、またはその他の記号を削除しないようにしてください。これらは、ファイルを正しく解釈するために必要です。
例えば、ファイルを JSON フォーマッタとバリデータ に貼り付けることで、ファイルに必要な構文がすべて含まれているかどうかを確認できます。問題があり、JSONがファイルを解釈できない場合、バリデータはエラーが発生する場所を指定するため、エラーを追跡して修正できます。
11.9.4.3.
ファイルの開始 (バージョン2)¶
<single: New in Mahara 24.04; SmartEvidence v2. matrix setup> SmartEvidenceのバージョン1およびバージョン2におけるセットアップの主な相違点は次のとおりです:
自己評価は外部評価と組み合わせることができます。
学習者自身を含め、合計5人の評価者を定義できます。これらはMaharaの異なるロールに対応できます。
評価者はもはや 『スタッフ』 の役割を持つ必要はありません。
Note
以前に作成したファイルをSmartEvidenceバージョン2ファイルに変換したい場合、あなたはこの一般的なセクションを調整するだけで済みます。特に以下に注意してください:
自己評価
バージョン
evidencestatuses
SmartEvidenceバージョン2用マトリクスファイルの開始¶
institution: フレームワークを使用するインスティテューションの短縮名をここに入力してください。フレームワークがすべてのインスティテューション向けである場合、 all はここに配置されます。
Note
あなたはインスティテューションの略称を:ref:`インスティテューション概要ページ <site_admin_institutions>`で確認できます。
name: 作成者に示されるべきフレームワークのタイトルです。
description: フレームワークの説明(description)は、コレクションのスマートエビデンスページに表示されます。それは基本的なHTMLコードを含むことができます。
説明フィールドのHTMLコードで引用符を使用する必要がある場合は、引用符をエスケープする必要があります。それ以外の場合は、コマンドとして解釈されます。エスケープは、引用符
\"の直前にバックスラッシュを配置することによって行われます。selfassess: 人が他の評価者と並行して自身のコンピテンシを自己評価できるかどうか決定してください。以下の2つの値が許可されます:
true: 作成者は自己評価できます。
false: 作成者は自己評価を遂行できません。
evidencestatuses: このセクションにはスマートエビデンスバージョン2のコレクションを評価できる様々なロールに関する情報が記載されています。あなたは評価者を最大5名まで設定可能です。それにはポートフォリオ作成者自身も含みます。あなたが評価者を5名未満に設定する場合、必要な数だけセクションをファイルに追加して、すべてが正しいフォーマットに従っていることを確認してください。
エビデンスステータスロールセクション: それぞれのセクションは以下の要素で構成されます:
タイトル: あなたのロールのタイトルを提供してください。
- mahara_roles: 評価を実施するために人が持つべきシステム上のロールを決定してください。可能性のあるロールは以下のとおりです:
メンバ: 通常のアカウント保有者
institutionstaff: インスティテューションスタッフのロールのある人
institutionsupportadmin: 「インスティテューションサポート管理者ロール」の人
institutionadmin: 「インスティテューション管理者ロール」の人
staff: 「サイトスタッフロール」の人
siteadmin: 「サイト管理者」のロールを持つ人
開始: この標準要素に対してエビデンスがマッピングされていることを示すステータスです。テキストはロールごとに異なる場合があります。
未完了: この標準要素に対してマッピングされたエビデンスが基準を満たしていないことを示すステータスです。テキストはロールごとに異なる場合があります。
partialcomplete: この標準要素に対して十分なエビデンスがマッピングされていない状態、または標準を部分的にしか満たしていない状態を示します。テキストはそれぞれのロールごとに異なる場合があります。
完了: このステータス要素にマッピングされたエビデンスが基準を満たすのに十分であることを示すステータスです。テキストはそれぞれのロールごとに異なる場合があります。
メリット: 標準要素に対して十分なエビデンスがマッピングされていることを示すステータスです。テキストはそれぞれのロールごとに異なる場合があります。
standards: 文書の残りは標準(standards)とサブ標準(standard elements)を保持します。
Note
マトリックスファイルを変更するときは注意してください。使用するセクション内のコンマ、引用符、括弧、中括弧、またはその他の記号を削除しないようにしてください。これらは、ファイルを正しく解釈するために必要です。
例えば、ファイルを JSON フォーマッタとバリデータ に貼り付けることで、ファイルに必要な構文がすべて含まれているかどうかを確認できます。問題があり、JSONがファイルを解釈できない場合、バリデータはエラーが発生する場所を指定するため、エラーを追跡して修正できます。
11.9.4.4. 標準セクション¶
初期の情報の後に、標準(standards) を定義することができます。それらはスマートエビデンス概要ページの見出しレベルを提供します。
マトリクスファイルの標準¶
standards: このセクションの紹介です。望んでいるのと同数の標準(standards)を定義することができます。制限はありません。
shortname: 各標準には省略名が必要です。完全なタイトルの番号または要約。省略名は必須で、最大100文字です。
名称: 標準のタイトルです。必須で最大半角255文字の長さにしてください。
description: 説明(description)は省略可能で、標準(standard)のタイトル(name)上に移動するとき表示されます (モバイルでタッチクリック)。
standardid: それらが正しい順序で置かれ、標準(standard)の要素から戻って参照されるように、個々の標準に自然数を与えます。
コンマを最後の標準(standard)の閉じ波(中)カッコの後に置いてはいけません。
11.9.4.5. 標準要素(サブ標準)セクション¶
標準(standard)の後に、すべての 標準要素(standard elements)、すなわち個々のサブ標準を定義します。それらはエビデンスを追加できるものです。
Note
マッピングが正しく起こるように、すべてのサブレベルをより高いレベルのサブ標準のすぐ後に置きます。
マトリクスファイルの標準要素(サブ標準)¶
standardelements: このセクションの紹介です。いくつの標準要素(サブ標準)を定義することができるかの制限はありません。
shortname: 省略名は、スマートエビデンス概要ページに表示されます。これは必須で、最大100文字です。
name: 標準要素のタイトルです。それは必須で、最大255文字の長さです。
description: 説明は省略可能であり、標準要素の名前にカーソルを合わせると表示されます(モバイルでタッチクリック)。
standardid: 特定の標準要素(サブ標準)を関連付けたい標準(standard)のIDを提供します。
elementid: 別のサブレベルを持っているとき、それを参照できるように、標準要素(サブ標準)にIDを与えます。IDは引用符の間に置かれる必要があります。
parentelementid: 設定する標準要素(サブ標準)が、より低いレベルにある場合、親の標準要素(サブ標準)のelementidを提供します。IDは引用符の間に置かれる必要があります。
Note
標準要素(サブ標準)が下のレベルを持っているとき、それはエビデンス自身、下のレベルの標準要素とだけ関連付けることができません。
11.9.4.6. ファイルの終わり¶
すべての標準(standard)およびサブ標準(standard elements)を定義したとき、ファイルを終了することができます。
マトリクスファイルの終わり¶
コンマを最後の標準要素の最後の波カッコの後に置いてはいけません。
すべてのアングルブラケット(山カッコ)および波カッコを確実に閉じます。
11.9.4.7. 結果¶
ファイルを完成したら、それをMaharaに インポート して、使用を開始できます。
アップロードされた完了した結果¶
フレームワークのタイトル。
フレームワークの説明。
標準。それはその下位レベルだけに関連したエビデンスを持つことができません。
標準要素。
さらに下位レベルの要素を持つ標準要素。それはその下位レベルだけに関連したエビデンスを持つことができません。
要素の3番目のレベル。
Note
コンピテンシーフレームワークに4以上のレベルを持つことができます。読みやすさはレベルが多くなると減少します。